千葉市花見川区の藤森小児科で。予防接種、乳幼児健診、アレルギー疾患などに経験豊かな専門医が対応します。

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住 所 〒262-0043
千葉市花見川区天戸町1499-4
電 話 043-259-6405
診療科 小児科、アレルギー科
体 制 日本小児科学会専門医1名
日本アレルギー学会専門医1名
日本感染症学会専門医 1名
院 長 藤森 宗徳
副院長 藤森 誠
アクセス 京成電鉄:
八千代台下車
京成バス:
花見川交番バス停徒歩2分

気管支喘息

気管支喘息とは、咳や痰が出たり、のどがゼイゼイ鳴ったりして、呼吸するのが苦しくなる病気です。
以前は、喘息は発作のときにだけ、気管支に変化がある病気と考えられていましたが、普段から、気管支に炎症があることがわかってきました。
気管支喘息発作で、強い呼吸困難を訴え、独特なゼェーゼェー、ヒューヒューという音が聞かれることもあります。
気管支喘息患者さんの数は、全国で150万人くらいといわれていますが、毎年、気管支喘息の発作で、その中の0.4%にあたる、約6000人の方が、呼吸困難で死亡しています。
近年、気管支喘息治療は、目覚しく進歩してきました。
気管支喘息は、適切な予防治療により改善しますので、病院に受診し、治療を継続すれば、健康な人と変わりなく生活できます。



気管支喘息の原因

気管支喘息は、気道が敏感になり、慢性の気道の炎症が起こることが原因である、とわかってきました。
刺激(ほこり、ダニ、花粉などのアレルギゲン)に対して、気道が敏感に反応することを、気道過敏性といいます。
気道に慢性の炎症があると、気道の筋肉がさまざまな刺激対して反応し、収縮してしまい、息苦しさ、咳などの症状が現れてきます。
気管支喘息はウイルス感染、運動、ほこりやダニを吸い込むことなどで起こります。
激しい運動や飲酒は、肥満細胞から気管支喘息を起こしやすくする物質を出しやすくします。
季節の変わり目、台風接近前などの気圧の変化、気温の急激な気温変化、たばこの煙、女性では、月経や妊娠なども、気管支喘息発作の誘因になります。
また、解熱鎮痛薬などの薬剤によっても気管支喘息が起こることもあります。

管支喘息の症状

気管支喘息は、気管支が収縮して細くなり、息を吐きにくくなることにより、呼吸困難が主な症状になります。
初めはのどがつまる感じがあり、咳と痰も出てきます。
やがて気管支が細くなると、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)がおこり、呼吸が苦しくなります。
呼吸困難がひどくなると、横になることができなくなり、前かがみに座って呼吸しなければならないほどになります。
呼吸困難がしばらく続いたあと、咳や痰が出ます。
咳はいわゆる乾いた性質の咳で、呼吸をより苦しくさせます。
痰は粘り気があり、吐きにくいものです。

重い発作の場合は呼吸困難が激しくなり、かなり長い間持続します。
さらに重症になると、血液中の酸素が不足するため意識を失い、唇や指先が冷たく紫色になる、チアノーゼ状態になります。
また、重い気管支喘息発作が24時間以上持続すると、気管支喘息重積状態と呼ばれ、危険な状態になります。

気管支喘息死のほとんどは、痰がつまることによる窒息死ですが、適切な治療が行われないと致死的状態となります。
通常は副交感神経が高まる、夜間から明け方にかけて、気管支喘息発作が起こることが多いです。

気管支喘息の検査と診断

発作を起こしていない時は、検査では大きな異常はありません。
気管支拡張薬を吸入させると、症状が改善し、気管支喘息の特徴の一つである気道の可逆性が証明できます。
その他には、血液検査などをすることもあります。
気管支喘息であるかどうかの診断は、症状の程度や経過を知ることが重要なため、問診が中心となります。
気管支喘息の典型的な症状がでているかどうか、今までどのような病気にかかったことがあるか、家族に気管支喘息の人がいるかどうかなども参考になります。
発作を起こしている時の状態を見れば、診断は難しくありません。
息が吐きにくい状態を特徴とする、呼吸困難が見られ、聴診器で笛を吹いたようなヒューヒューという気管支が狭くなっている音が聞こえます。

気管支喘息の治療法

治療は薬物療法が中心になります。
気管支喘息の仕組みが解明されてきたため、気管支喘息の薬物療法も変わりました。
慢性の気道炎症から起こることがわかり、炎症を抑える作用が強く、副作用がほとんどない吸入ステロイド薬が治療の中心になりました。

以前は、発作時の症状を抑える対症療法が中心でしたが、現在では、気管支の慢性の炎症への予防的治療が重要となりました。
以前から使用されてきたロイコトリエン拮抗薬、抗アレルギー薬、徐放性テオフィリン薬、経口β2刺激薬、経皮β2刺激薬も、吸入ステロイド薬を補助する治療薬として用いられます。
予防的治療が重要とされている理由は、気管支喘息の患者さんは、発作がない状態でも気管支の炎症があるため、炎症を起さないよう、適切な治療を続ける必要性があるからです。
気管支喘息治療の目標は、適切な薬で、気管支喘息症状をなくし、日常生活に支障がないように、呼吸機能を保つことです。

急におこる気管支喘息発作を、気管支拡張薬で抑えることも大切ですが、最も重要なのが、ふだんから吸入ステロイド薬を中心とした治療をきちんと行い、炎症を改善させて発作を起こさないようにすることです。

即効性がある吸入β2刺激薬と違い、吸入ステロイド薬は少なくとも数日~1週間以上吸入しないと効果が出ません。
発作のない時でも吸入ステロイド薬の治療を続けることが、発作予防につながります。
発作時は吸入β2刺激薬を使い、それでも症状が治まらない場合は、通常の治療薬以外にも、経口ステロイド薬を内服することもあります。



気管支喘息の日常生活の注意点

◆ダニなどのアレルギー対策
最も多いアレルゲンは室内のほこりで、ダニが含まれています。
ダニは6月から9月の間に多く、高温多湿を好みますので、特に注意が必要です。
室内でペットは飼わないようにしましょう。
部屋の風通しをよくして、湿気をためないようにしましょう。
じゅうたんや毛布などは、できるだけ使わないようにしましょう。
花粉の時期は、外出する時マスクをしましょう。
ふとんにも掃除機をかけましょう。

◆風邪などのウイルス感染の防止
風邪などのウイルスに感染すると、気管支喘息の発作が起こりやすくなります。
咳だけが1週間以上続く場合は、気管支喘息による、気道の炎症が原因の可能性もあります。
外から帰ってきた時は、うがいをして風邪の予防をしましょう。

◆禁煙
たばこや、蚊取り線香などの煙も、気管支を刺激します。

◆運動誘発性気管支喘息の防止
運動誘発性気管支喘息という、運動したり、走ったりすると気管支喘息の発作が起こることがあります。
しかし、気管支喘息の患者さんが運動をしてはいけないということではなく、適切な治療を行えば、運動しても発作は起こりにくくなります。
気管支喘息の患者さんの中にはスポーツ選手で活躍している人もたくさんいます。

◆アスピリン気管支喘息の防止
気管支喘息の患者さんの約10%が、鎮痛解熱剤を使うと発作を起こし、アスピリン気管支喘息と呼ばれています。
アスピリンだけではなく、他の薬でも発作が起こることもあるため、注意が必要です。

◆精神的なストレスの解消
気管支喘息は、ストレスなどの心理的な要素も関係していることがあります。
ふだんからストレスをためないように、生活のリズムを整えることも必要です。

気管支喘息の注意点

気管支喘息発作のときには病院を受診して、発作が治ったら治療を中断してしまう場合、症状が全くなくても気管支の炎症が続いています。
そのため気管支の治療を、炎症を起さないよう、吸入ステロイド薬やロイコトリエン拮抗薬を中心とした、適切な治療を続ける必要性があります。





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